お客様の火鉢 Vol.21

お客様の関東火鉢

・関東火鉢第二十四弾、春慶塗の火鉢、そのお道具 (鹿児島県 K様)

お客様の関東火鉢

まず火鉢が届いて、思わずにんまり。 火鉢屋さんの紹介写真でみていたのに、
やはり実際に実物を見てみると迫力が違いますね。
大切に使わせていただきます。

ところが、私の家にはちょっと不安が。
いたずら好きの猫が同居しているもので。 ぜひ火鉢に ふたをしなければと、
アクリル、ガラス、木材等いろいろ考えていました。
すると、その時期にちょうど倉庫の解体をするところがあって、荷物の運び出しを手伝っていたら、
奥の方から、杉の一枚板が何枚か出てきました。

お客様の関東火鉢

そこは以前、資材倉庫だったみたいですが、いつのまにか、ただの物置になっていたみたいで。
いらない板があればもらえないかと尋ねてみたら、何に使うかと聞かれ、火鉢のふたにするつもりだと。
その人も自分で火鉢を作ったことがあるみたいで、寸法を測ってくれば、それに合わせて
寸断していただけるとの事。 寸法を測ったら、外側だけでなく、ふたがずれないようにと、
内側にも炉に合わせて木枠を貼り付けて下さいました。

また、火鉢が重いので、部屋の中で移動させるのに、裏にフェルト地等の布を貼れば引いて移動
できるよとアドバイスももらいましたが、折角の火鉢に貼り付けるのは気が引けて。
そこに、雑貨店でヒョウの絨毯が。 これなら、猫の威嚇もしてくれそうだと買ってみました。(笑)

お客様の春慶塗の火鉢

春慶塗りの火鉢ですが、この前演奏会があって、出番待ちのところを、楽屋裏から撮りました。
あと一枚は、部屋のインテリアとして、金魚鉢のとなりに置いてるところを撮影しました。

以上関東火鉢第24弾と、春慶塗りの火鉢の近況をご報告いたしました。
素敵な火鉢をどうもありがとうございました。 これからも宜しくお願い致します。

 

HIBACHIYA

お写真を沢山頂きありがとうございました。
事務所で見ていたときよりもM様宅で拝見する二十四弾ははるかにしっくりくる佇まいで
良い長火鉢だったなとしみじみ感じ嬉しくなりました。
フタもちょうど火鉢にあって見事な出来ではないでしょうか。
当店でも2度ほど製作をしてみたのですが、火鉢を作ったことのない(見たことのない)大工さんや
木工の職人さんにはなかなか私どもの意志が伝わらず、思ったものができずに断念しました。
やはり手慣れたかたにお願いするのが一番ですね。

春慶塗の火鉢は楽屋や、居間でと持ち運び使える小ささが何とも言えず可愛らしい火鉢です。
その後、もちろん春慶塗はでてきませんし、小さいながらも上品で「使える火鉢」というのに
会っておりません。どうぞ末永く可愛がって下さいませ。