休み時間の寅さん

柴又 とらや 団子

こんにちは。

もう夜も更けて明日になろうとしています。

そういえばどうして、夜に書く文章は妙なんでしょうね。

中学生の頃は交換日記なんて書いていました。

大人になってもメールで、あれこ書くことは多かったですが(結婚前です)、夜に書く文章の奇妙なことといったら。

あれは何だったのでしょう。

 

このブログはリラックスした自然体で書いています。

よもや夜ゆえの奇妙な文章にはなっていない! と、自己暗示をかけているミウラノブヒトです。

 

前置きが長くなりました。

改めてこんばんは。

 

普段の仕事の合間。

ワタシの休み時間は、「男とはつらいよ」を見るのが習慣化しています。

たいがいはお昼の30分とか、そういう短い時間に見るくらいです。

通しで最初から最後までみることはめったにないですが、にしても長いこと繰り返し見ています。

 

 

なのに。

これだけ見ているのに、まだ一度も帝釈天へ行ったことがない。

それどころか、葛飾区へもほぼ足を踏み入れたことがありません。

 

それでもワタシを惹きつけてやまない「男はつらいよ」

見どころはたくさんあります。

火鉢的にはやはり「火鉢」、「囲炉裏」、「火消し壷」なんかが普通に出てくることでしょうか。

 

田舎の囲炉裏は、まだ木を燃やしていました。

煮炊きも囲炉裏です。

 

火鉢はそれこそ普通に出てきます。

旅館の主人の部屋には長火鉢、

宿の部屋には手あぶり火鉢。

丸いものもあれば四角いものもあり。

 

旅館の階段の下には、予備の火鉢が2つ3つ並んでいたり。

ごくごく自然に生活の道具だったんですね。

あまりに自然にでてくるので、気をつけてみていないと見過ごしてしまうくらい。

 

電気の暖房が出て来るシーンよりも多いと思います。

 

寅さんの時代は、いまよりずっと雑で、乱暴な時代でした。

だけどなんとなく’余裕のあった時代だなぁと、感じます。

だって、この身勝手な男(この場合は寅さん)への、周囲の人の理解度というか、寛容度は、今では考えらないです!

 

ま、そんな身勝手な男が主人公の、ちょっと古い映画が「男はつらいよ」というわけです。

 

ジブリを見ても泣かないけれど、「男はつらいよ」を見るとつい涙ぐんでしまう。

そんな自分は、現代における社会不適合者かもしれないなぁと、余計なことまで思わせてくれる映画でした。

 

そしてその余計なことを思わせてくれる映画の最大の見所は、

「全部!」 だったりするのでした。

 

 

仕事以外の時間までノスタルジックな、火鉢の 三浦でした。

 

有難うございました。