掛け軸 第二弾|富岡鉄斎のお手紙|(掛け軸の買取も始めました。)

掛け軸の画像

こんにちは。

オンラインでは日本一火鉢を売ってきた番頭の三浦です。

番頭は今まで買取はしていませんでした。
今回始めてお客様の強いご依頼により買取に手を出すことになりました。

最初は掛け軸。

まったく意味の不明だった掛け軸も、詳しい人に聞くと色々わかって面白さがわかってきました。
実は掛け軸はとっても風流な作法?だったのかもと思います。

火鉢のお店で初めてご紹介する掛け軸は

富岡鉄斎(とみおか てっせい)さん
の掛け軸です。

富岡鉄斎が、辻道仙(京都料亭 左阿弥主人)に宛てた手紙を掛け軸にしたもの。

富岡鉄斎(とみおか てっせい てっさい)さんとは?

明治〜大正時代の儒学者であった文人画家とのこと。

私がおもしろいな〜とおもったのは、ウナギと蕎麦が好きだったとWikipediaにも書かれているくらいなので相当食べること事態好きだったと思うのですが。

掛け軸にされているのは京都の500年続く老舗料亭の主人に送られた手紙です。

富岡鉄斎さんがアマリの美味しさに?贔屓の料亭の店主に宛てて書いたお手紙を当の料亭が記念に掛け軸にしたものだそうです。

経師屋さんに頼んでつくってもらたのですね。

 

この白い部分。

ちゃんと名前があるのですが忘れてしまいました。

本物の?象牙だそうです。

こんなぶっとい象牙を初めて見ました。

 

こんなケースに入っていました。

春慶塗のようです。

掛軸専門の知人いわく、掛け軸にした経師屋さんも京都で有名なところだそうです。

富岡鉄斎さんの日本画ではないので価値はそれほどたかくないとのことでしたが個人的に大好きな料理屋に送った手紙ということで貴重で面白い掛け軸だそうです。

 

なるほど火鉢にはこうした明確なストーリーはありません。

この掛軸は手紙の内容を解読した説明書(これも読みにくい)まで付いていました。

だから正確にどういったものかわかります。

火鉢の持つストーリーは底まで明確では有りません。

経験則と師匠からの伝え聞いたことと持ち主さんの僅かな記憶から想像するしかありません。

 

掛け軸の面白さは明らかにストーリーがより明確なところだと思いました。

富岡鉄斎(とみおか てっせい

覚えておこうと思います。

そしてなぜか、掛け軸を眺めながていると気分が落ち着きます。

 

今回はちょっとした掛け軸の話題でした。

お読みいただき有難うございました。

 

“5”へのコメント(5)

  1. 三島学 のコメント:

    ありがとうございます。
    富岡鉄斎、大好きです。こういうのを毎日見られるとはいいですね。
    一幅持ちたいところですが、贋物が多いのと、結構なお値段でまだ手に入れていません。
    もちろん、こちらは箱書きもしっかりしていて、何より、作品自体にオーラを感じます。
    いいものを見せていただきました。ありがとうございます。
    ちなみに軸層の各部分の名称については、こちらをご参考に。
    https://gekkadou.jp/howto1.html

    • 番頭 のコメント:

      いや恐れ入ります。
      掛け軸を知って1週間の初心者にはとてもとても参考になります。象牙の部分を棒と言っていてはお話しなりませんでした。火鉢ですと江戸時代のものは最近はほとんど目にしないのですが家家軸にはまだ普通にのこっていることが新鮮でした。かなり掛け軸好きになりそうな気配です。これからも色々ご享受ください。ありがとうございました。

  2. 三島学 のコメント:

    室温➡質問、読みが伏して➡付して 誤字、重ねて失礼しました。

  3. 三島学 のコメント:

    無学故の室温、大変、失礼します。富岡鉄斎は、とみおかてっさい、と記憶していましたので、ここで、てっせいとわざわざ読みが伏してあることに興味を覚えました。検索でも、ほぼ、てっさいと出てきます。いわれがあればご教示ください。

    • 番頭 のコメント:

      三島様
      ご指摘ありがとうございました。うつけの三浦が誤って書き記したものです。三島様と富岡鉄斎さんに深くお詫び申し上げます。以後充分気をつけて書かせていただきます。大変失礼いたしました。

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