五徳をお選びください

火鉢・囲炉裏に必要な五徳です。

販売可能な火鉢用・囲炉裏用の各種五徳です

五徳 大 21cm

鋳物の五徳 大 在庫有り

¥5,800

囲炉裏向けのサイズです

直系21cm / 高さ9cm

五徳 中 16cm

鋳物の五徳 中 在庫少

¥5,800

最も標準的なサイズ
30cm前後の火鉢に最適

直系16cm / 高さ7cm

五徳 小 14cm

鋳物の五徳 小は廃盤

¥4,800

20cm前後 以下の火鉢向け

直系14cm / 高さ5~6cm

 

五徳 えらびかた

五徳のサイズ

三寸 最も小さい五徳 よほど小さな火鉢向け

四寸 10cmちょっとの火鉢はこのあたり

五寸 最も標準的なサイズ。直径15cm 20cm〜の火鉢向き

六寸 およそ直径18cm|25~30cm前後の火鉢向き

七寸 およそ直径21cm|長火鉢

八寸 およそ直径24cm|囲炉裏

鋳物の五徳(中国製)

最も一般的な五徳。昨年廃盤になるも今年なんと復活!

虫喰五徳

山形の茶道具師 菊地政光作 ただし2021年に引退。
今あるのは最後の在庫です。

薩摩五徳

伝説の五徳。菊地政光さん引退によりあと1〜2個のみ

乙女の五徳

作家さん健在ですが今年はまったく手に入らず。
小さな五徳は珍しいので欲しいのですが・・・

平五徳

国内で作っている五徳。いわゆる廉価版の五徳です。
最安値の五徳をお探しの方に。

三寸・四寸の五徳

一番小さいな五徳

薩摩五徳 七寸と虫喰五徳

さつま五徳|虫喰五徳
比較画像

すでに5人の職人さんが引退。跡継ぎもなく消えていった五徳数しれず。

2019年まで廉価版の中国製五徳すらなくなってしまいました。理由は「今の中国の若者は汚れ仕事、力仕事をやりたがらない。人手不足。」

今ある五徳を作ってくれている職人さん感謝しつつ今日も販売中です。

お客様の声
薩摩五徳は、本日初めて顎まで露出させてみました。この堂々たる威容。その設計と存在の滅却を見事にかわし、時代に繋いだ弟子たちの先師利休への誓い。
虫喰五徳に込められた儚さは、友人がイジリ散らかして帰っていった後の炭景色に今染みるように響いています。

五徳とは

五徳の意味ははっきりしません。一応、仁徳、義徳、礼徳、智徳、信徳の5つの徳を言うものという説が有力です。火鉢も囲炉裏も火の神様を意識して使用されていたことが古い文献や道具を見ると伝わってきます。もともと火鉢も中国からきた文化ですので、陰陽五行など色々と関係があるのかもしれません。三本の足ですので三徳と呼ばれたこともあるようですが、正確なところはわかりません。

骨董の五徳、たまに見つかります。良いものがあればお出し致しますので、お楽しみに!

ガスコンロ用の五徳

ガスコンロ用の五徳

安全装置つきのガスコンロで、炭に着火する際に使う五徳です。かなりニッチな処品なれど、鉄瓶をガスコンロで使用する時の必需品でもあります。ガスの炎は水分を含むため鉄瓶の底を早く傷めます。それをさける道具として有益です。

五徳のあれこれ

五つの徳目。儒教の、温・良・恭・倹・譲。
というのは後から意味づけしたもの。
本当は、かまどにのせるモノ という意味。

五徳

五徳ってなに?

五徳は昔、爪が下を向いて置かれていました。平安時代の頃は今とは逆さに置いていたそうです。
つまり丸い輪が上になる置き方です。今の五徳が使われだしたのは室町時代ではないかと言われています。火鉢じたい、中国からきたものなので(全て唐金といって金属でしたが)、五徳の発想も中国が元だと思われます。その後、火鉢より先に普及の進んだ囲炉裏で、五徳のようなものが使われていました。

※ちなみにこの頃の囲炉裏は、灰ではなく土をしいていました。燃やすものも炭ではなく、木です。

五徳が今の形になったのは、安土桃山時代 になってからです。かの千利休さんが「わび茶」の世界を確立し、そのときに今ある五徳、火箸、茶釜(鉄瓶の元となるスタイル)など、現在ある火鉢の道具のスタイルを確立しました。

五徳の下の輪が切れているものは『風炉用五徳』、切れていないものは『炉用五徳』です。

風炉とは、茶道を行うときに使用する茶釜を沸かす火鉢のようなものを風炉釜と言います。その名前を取って、風炉用と言っています。 この風炉釜を使うのは5月~10月。風炉の季節です。

その風炉用の五徳の特徴は、輪の部分に欠けた部分があることです。風炉用五徳は夏場に使用します。風炉釜は、火鉢のような大きさですが、炭を扱いやすくするために手前の部分がえぐれて居ます。このほうが炭を取り扱いやすいのですが、一方で炭の熱が自分の方にきます。
その炭の火が熱いので、その熱さを防ぐため、炉の中の灰に「前土器(まえかわらけ)」という焼き物の半円のお皿を挿します。すると炭火の熱が立てて挿したお皿のおかげで手前にやってきません。
その「前土器」を挿す時、お皿が五徳の輪にあたってしまいますから、その部分だけ、輪は切れています。お皿をさすための部分がこの欠けた部分ということです。

茶室に最初から掘ってあるものをといいます。炉は家庭にあった囲炉裏に偲びの風情を思い、千利休がいまの形にしたといいます。

その風炉ですが良く見ると火鉢と同じです。そこで風炉用の五徳は大きさからしても、手あぶり火鉢に丁度よい大きさといえます。手あぶり火鉢をお持ちの方は、輪が切れてる五徳、『風炉用の五徳』をお選びください。もちろん『風炉用の五徳』の大きなものは、囲炉裏でもお使いになれます。輪が切れていると安定性に欠けるとお思いでしょうが、五徳を左右に回しながら灰にグッと据えると落ち着きます。

輪が丸い五徳は『炉用の五徳』で、完全に囲炉裏か、大型の火鉢用です。江戸長火鉢や、関西火鉢、更には囲炉裏をお持ちの方は迷わず輪の丸い『炉用五徳』をお選びください。とてもバランスのよい、気持ちのよい景色が出来上がります。

お客様の声