この蓋の部分に、タバコの葉っぱを入れていました。なお、匂いは全くございません。ご安心ください。葉巻の香りと同様、いわゆる本来のタバコの葉っぱは草ですから、今のタバコのようなすごい匂いはしなかったです。仮に匂いがついても、臭くなかったと思われます。パイプにつめたタバコの香りは副流煙でも実にいい香り下記憶があります。
紫檀であるという特殊性
たばこ盆は、このタイプのものは主に番台や、書斎などで使われていました。また木材はケヤキが95%といったところ。紫檀はかなり珍しいです。紫檀の気は東南アジアの方から船で持ってくるしかありませんでしたので、江戸時代から高級仏具につかわれています
この紫檀のたばこ盆は、普通の家庭でつかわれることは無く、お屋敷内で使われる道具の1つでした。また長火鉢ほどは作られなかったため、数も少ないです。
それでも10数年前までは、1つのお屋敷の蔵からたばこ盆がみつかると、10、20とまとまって見つかりました。そうなんです。木製の火鉢は指物師がつくりますが、大きな長火鉢以外は、1つだけ作るということは絶対にありませんでした。時代ですね。
煙草盆の動画
お店を初め8年ほどは、お茶会をしたり、火鉢教室をしておりました。八王子は住所こそ東京ですが、なかなかの大自然。お茶会を催せる環境ではございません。しかしながら世界の優秀な方のおかげでテクノロジーのお力をお借りして、動画をご覧いただくことが可能となりました。一方的に喋っているだけではありますがお茶会か火鉢教室なつもりでお話させていただいております。ご覧いただき有難うございます。
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