阿古陀 鉄瓶 綱取作の砂鉄
ご注文からお届けまで
※最後の1つ2つを現在製作しております。お届けは6月〜7月になります。
在庫1になっておりますがご予約という形になりますので何卒よろしくお願いいたします。
お問い合わせは 080-3154-6642 番頭三浦
よろしくお願いいたします。
「たたら製鉄の砂鉄 阿古陀鉄瓶の説明」
これが最後の「たたら製鉄の砂鉄鉄瓶」になる理由ですが、鍛冶屋さんのほうで鉉の制作が1年半〜2年かかるからになります。
鉄瓶職人さんはせめて月に3個は作りたいのですがまったく不可能な状態です。
鉉をつくれる鍛冶屋さんが現在1人しかいないため状況が改善する見込みがまったくございません。
こちら最後の1つの阿古陀 砂鉄 鉄瓶の鉉(取っ手)は、50年前の鍛冶屋さんがつくった鉉を特別に使用します。
当時はまだ青森や岩手に鉄鉱山がありましたので当時のいわゆる岩鉄になります。
鉉は砂鉄と鉄を混ぜたものたたら製鉄です。
職人さんが当時師匠(秀仙)から受け継いだ鉉(秘蔵品)をお付けします。
当時の鍛冶仕事は確かに今以上に見事なので鉉だけでも価値あるものになります。
特別な阿古陀 砂鉄鉄瓶
是非家宝、寺宝とされてください。
阿古陀とは?
阿古陀 = かぼちゃの意味
綱取(つなとり)さんという盛岡の砂鉄職人が作りました。
普段は「いかけ屋」を名乗っています。
鋳掛屋と書きます。詳しくはこちらのページにて
こちらは濃茶入れ。
阿古陀です。
職人さんの綱取さんって誰?
綱取さんは伝統工芸士です。
師匠はあの(と言われてもわかりませんが)秀仙です。
秀仙は日本で第一号の「南部鉄器 鉄瓶の伝統工芸士」
天皇陛下から勲章までいただくほどでした。
その秀仙に直々に技を受け継いだ唯一の職人。
それが綱取です。
綱取さんまでの系譜はこちらのページにございます。
刀の砂鉄&たたら製鉄の阿古陀|南部鉄瓶
阿古陀の鉄瓶を綱取さんが作れた理由
茶道具では大名への献上品として抹茶入れ、香炉に阿古陀が多く見られます。
でも鉄瓶では歴史的に見ても殆んどありません。
「秀仙」はその珍しい阿古陀を得意としていました。
阿古陀は作るのが恐らく最も難しいです。
秀仙の直系の弟子である綱取が、
師匠が当時つくった鋳型をつかって砂鉄で復刻しました。
砂鉄ってなに?
簡単に言うと刀と同じ材料です。
鉄でつくった刀は切れません。
刀は砂鉄でなければならなかったのです。
その刀と同じ砂鉄で作りました。
砂鉄はどこで取れるの?
砂鉄はどこでも掘っていません。
そもそも日本は鉄も100%輸入です。
綱取が岩手のどこかの山で探しに探して見つけてきました。
私にも内緒の場所に石としてころがっているようです。
川底にも混ざっていると言っていました。
磁石にくっつく珍しい石。
磁鉄石という石です。(磁鉄鉱とも)
獅子のツマミは鉄瓶の世界で秀仙だけ
獅子のツマミも師匠「秀仙」の特徴でした。
師匠が使用していた鋳型で弟子であった綱取が復刻しました。
もちろんツマミの獅子も砂鉄です。
数十年前に作られた鉉(取っ手)
鉉とは取っ手のこと。
形はもっこと呼ばれるボケの華を模したもの。
もっこ鉉と呼ばれます。
鍛冶屋さんが作ります。
鉄をトンカン叩いて丸めます。
取っ手の中は空洞です。
だからお湯が沸騰しても素手で持つことができます。
中が空洞のもっこ鉉は
秀仙の時代の鍛冶屋さんが当時つくったもの。
なんと数十年前の鉉が使われています。
鉉だけは鉄です。
10年たっても修理無料
職人さんが生きているかぎりは修理費無料になります。
ただ痛むと悲しいのでガスの火を使う場合は小で。
もしくはガスコンロ五徳の上に載せてお使いください。
一番いいのは炭か、電熱コンロです。
卓上のIHヒーターならば小なら平気。
中でもまあまあ平気と聞いては居ます。
ただ強力なIHヒーターは絶対に使えません。このIHで水漏れが起きた場合は修理自体が不可能になってしまいます。
その点だけ気をつけていただければ将来の経年による水漏れにも対応いたします。
その他阿古陀について詳しくはこちらを御覧ください
阿古陀鉄瓶についてもっと詳しく解説したページ
動画もありますので是非ごらんください。
「秀仙」と「綱取」の関係と、同型の秀仙の当時の鉄瓶をご購入いただいたお客様のレビューをご確認いただけます。
ご注文からお届けまで
※最後の1つの出来上がりは2024年の6月〜7月になります。何卒よろしくお願い申し上げます。 またご決済の方はクレジットカードか銀行へのお振込にてお願い致します。他何かご不明な点がございましたらお気軽にお尋ねください。
080-3154-6642
番頭 三浦