菊池政光 虫喰五徳 五寸
「為せば成る、為さねば成らぬ何事も。」は、山形の米沢藩主”上杉鷹山(うえすぎようざん)”によるもの。江戸後期、藩の財政が崩壊していた米沢藩を見事蘇らせた張本人。絶対積極姿勢と倹約を生涯体現した藩主でした。無駄を省き清貧を好む県民性はこの頃から健在です。そんな山形鋳物の傑作がこれ!
菊池政光さんの虫喰五徳10個セットです。10個とも、どれも微妙に虫喰が異なります。山形鋳物は、南部鉄器に山形の川砂を混ぜて作る独特の風合いにしあがります。鉄の取れない土地柄なので、こうした工法が用いられました。概ね平安時代の頃には山形鋳物はすでに稼働していた記述が残っています。
どちらかと言うと鉄器の中では派手な印象の盛岡の南部鉄器に比べて、シンプルで余計な装飾のないデザインが山形鋳物。そのため大げさな装飾を嫌うお茶の道具の世界では、シンプルな山形鋳物のほうが人気がありました。菊池政光さんは茶釜の分野ではダントツの一番人気かもしれません。そんな政光さんの五徳がこちらになります。
¥125,000
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