
現存する最後の1つ
火消し壺。燃える炭を入れて、中を真空にして、炭の火を消すための壺。火消し壺の底、あらかじめ灰を1/3くらいまで入れておくと安心。外側は相当熱くなります。炭はあとで、火種として着火用の炭として先に火を着けます。備長炭などは一回燃やすと数時間もているので、火消し壺も時には便利かもしれません。
¥78,000
直径22cm 高さ18cm
茶釜と同じ造りの火消し壺。輪っかは、釜環(かまかん)です。茶釜には取っ手がなく、取り外しができる取っ手(釜環)を使用いたします。鍛冶屋の田中さんはもともとはこの釜環の名人でした。この細い釜環の中を空洞にしてつくります。その技を利用して鉄瓶の弦を空洞にして、熱くないような取っ手を造ります。10年以上前の高額品専門の企画でつくられたものだそうです。当時は鉄瓶が売れないこともありましたので、職人さんはたまに「このようなものを作ってみたよ。」という挑戦というか試作をしていました。私はこの火消し壺も同じ流れで出来たものだと思っておりました。いずれにしても鉄瓶と同じ作りでしたのと、非常に珍しいよく出来たものだったので、お茶の先生への口コミで数個をお売りしただけでした。その後、1つだけ保管しようとしながら、そのまま存在を忘れていた。というのが現状です。今回お尋ねいただいたことで思い出した次第でございます。盛岡の鈴木主善堂の鎌職人が作ったものです。ただし釜環はただ鉄を丸めたものですのでよろしくお願いいたします。
在庫切れ
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