
桑の一枚板
木製の火鉢も将愛30年ころまでは作られていました。昭和に入ると木材が貴重になってきたので、一枚板の火鉢はなくなっていきました。貼り合わせた板が主流に。こちらの桑の火鉢は大正〜戦前のもの。桑の木の一枚板です。とってもきれいな状態で保管されていました。
サイズ
30cm x 30cm x 24cm
炉のサイズ: 25cm x 25cm x 13cm
灰の量は3kg
五徳は鋳物の五徳中か大がお薦めです。ただ桑の木ですので、一番のおすすめは虫喰五徳の五寸か六寸です。
前回登場の桑の木の手あぶり火鉢の、対です。杢目、こちらと微妙に異なりますが、実は本日直前で写真データが飛んでしまいました。そのためこの画像の杢目のものとは異なります。が、全く同じ対の桑の木の手あぶりが後一台あるのでした。手あぶり火鉢はもともと2台1組で作られます。Wikipediaにも書いてありますが、あれを書いたのは私です。骨董商の師匠は鎌倉時代からの続く骨董の家系。その師匠に色々教わりました。桑の木の珍しさも同様。そのためこの火鉢。相当珍しいです。過去にわずか数台。その最初の一台。10年以上前になりますが、桑の木が貴重と知らなかったこと、また島桑という更に貴重な木だったようです。数年して、桑の木にお詳しい方から「会いたい」とお電話ありましてお会いしたことがございます。2時間の間、いかに桑がめずらしいか。わたくしのお売りいたしました桑の火鉢が島桑であること。それをちゃんと明記すべきだということ。値段が安すぎるなどのご指摘をいただきました。本当に世の中、様々なものにお詳しい方がいらっしゃいます。私はいつも皆さんのお話を伺うたびに、自分は何も知らないなぁと思います。
おっと、話がずれてしまいました。 画像は下にどんどん追加してまいりますが、説明文としてはあまりございません。
程度はとても良く、こちらも金沢からもってまいりました。 灰は3kg入ります。 五徳は虫喰五徳の六寸か、古い骨董のごとくがお薦めです。骨董の五徳はなかなか見つかりませんが、この火鉢に見合う味のある骨董五徳、ご希望であれば予算8000円以内で探してまいります。大事に大事にお使いください。新しい画像はご注文後に、明日撮影したものをご覧に入れます。
¥16,800
在庫切れ