明珍火箸〜明治44年 明珍さん100才の記念火箸(特殊)
明治44年に作られた明珍さんの火箸
明珍火箸(みょうちんひばし)というのものが今もあります。明珍さんが造っています。
明珍火箸で検索するとでてまいりますが、平安時代からつづく鎧の鍛冶部分をつくる鍛冶職人です。
現在は風鈴として火箸しかつくっていないようなのですが昭和初期までは間違いなく最高の火箸でした。
鉄瓶などの鍛冶屋さんとは製法がまったく異なる上に、詳しいことは明珍家にしか伝わりません。
鎧の職人も江戸時代の専売職人。
刀鍛冶と同じで特殊な家系にのみつたわる技です。
島根にも鍛冶職人さんがいらっしゃいますが材料の砂鉄は今も国に管理下と聞いたことがあります。
明珍さんはなんどか話しかけたことがあったのですが一切お仕事については教えて下さいませんでした。
こちらの火箸も砂鉄のような高音がしますが火箸なのでどうも音を出しにくいです。
風鈴のように紐に吊るさないと高音はたのしませんが、なんと言っても第49代の100才記念火箸ですから縁起が良さそうな気がしてくるから不思議です。
明治44年 第49代さんが100歳の記念に作られた
明珍家の初代は宗次さんとおっしゃるそうで平安時代の方だそうです。
現在この明珍家は52代になっています。
この明珍火箸を造ったのは第49代目の宗之さん。
100歳になったことを記念して造った火箸になります。
当然のように当時の明治天皇にも献上されました。
当時のことを説明した販売店のチラシでしょうか。
一応残っていました。
おめでたい以上に非常に貴重な火箸でして、明珍さんのところにも残っていないのじゃないでしょうか。
チラシの電話番号が4桁の 1015 です。
まだ電話は日本に2000とかしかなかった時代のものですね。
手元に1組のみございます。
非常に珍しい火箸。
未使用ではないですがほとんど使用感はございません。
長さは24cmです。
¥22,000
在庫1個