銀の火箸との比較
隣は銀の火箸
宮内庁用に作られた珍しいものですが
シルエット的には塗りの火箸に軍配?!




塗りの火箸にはもう1つ種類がございます。
宮内庁向け 火箸
暖房が火鉢しか無い時代は、火鉢道具にも高級品が色々とございました。また、火鉢本体、火箸、灰均しなどは、記念品として造られることもごく一般的でした。
市町村合併などでも記念火鉢がつくられていました。
こちらの火箸は、市販されていなかったものと思われます。
長さ27cm
1組仕入れることが出来ました。こちらの塗の火箸、昔はよく手に入りました。いつのころからか、パタリと見なくなりました。火箸といえば鍛冶屋の田中さん。おなじようなものが作れないかと、相談した事があります。でも鍛冶職人さんいわく、「どうしても火箸と取っ手のつけねが難しい。」とのこと。たしかにこの細工は、再現するの困難極まりありません。というわけで、今となっては貴重な漆塗りの火箸。アンティークですので多少使用はしてありますが、ほぼ未使用です。こうした火箸、たまにつかっていて、火元の炭にたおしてしまったりして、絵の漆が火でやられちゃったりするのです。そうした形跡はもちろん皆無でして、ほんの僅か使用した程度だったのでしょう。良いお道具、良い火鉢をお持ちの方は、丁寧に使い丁寧に保管すると師匠からよく聞かされました。今年の冬はぜひ、塗りの火箸で冬の寒さをお楽しみください。その昔の、丁寧な生き方をしていた時代の日本人を思いつつ。
¥4,200
在庫切れ