たたら製鉄から作り上げた砂鉄の鉄瓶を所有する人

棗紋なつめもんあられ 座付ざづけ 砂鉄 鉄瓶

明治の銘品の復刻版を手にできます。

作れる数は限られています。

理由は簡単で、砂鉄はもう採掘されていないからです。

昭和41年 1966年に砂鉄の鉱山がクローズされてから採掘されていません。

当時の砂鉄を保管していた工房の砂鉄もほとんど残っていません。

だから今は「砂鉄」の定義を下げました。

10%でも入っていたら砂鉄と名乗っています。特に経産省による定義ではなく業界定義です。

でも従来の砂鉄は純度を限りなく高くしたもの。

ただし砂鉄だけだとガラスのように扱いにくくなるので鉄も混ぜます。

この割合は明治の頃に決まりました。

その製法を続けるのは職人自ら地面の砂鉄を集めて精製してつくります。

たたら製鉄です。

たたら製鉄でつくられた鉄瓶

それがこの、伝統工芸士「綱取」がつくる砂鉄の鉄瓶です。

とくにこちらは、座付(ざづけ)という特殊な取っ手。

明治の頃のかまど文化の頃に最も頑強な取っ手ということで作られました。

この座付のアラレ

明治の復刻版、砂鉄瓶。

10数個だけつくって終了になります。

こちらはまず最初の1つ。

お譲りさせていただきます。

 

この鉄瓶の概要

日本伝統工芸士 第一号「秀仙」の弟子の弟子である「鋳掛屋(いかけや)」綱取の銘品です。

綱取も日本伝統工芸士の一人

たたら製鉄という昔からある砂鉄の作り方で鉄瓶をつくる職人です。

刀鍛冶、明珍家とならぶ砂鉄職人です。

 

【製作年】2021年 7月

【作者】綱取 日本伝統工芸士

【経歴】

綱取さんの経歴を簡単に言うと

① 秀仙の息子の秀峰(しゅうほう)の直弟子

② 秀仙の工房を受け継いでいる

③ 長く虎山工房で働く。裏に徹していました。

④ 60才を過ぎて秀仙の工房を再稼働させる

 

【鉄瓶の職人の系譜】

秀仙の息子であり弟子の秀峰に学び鉄瓶、特に砂鉄の技に長ける。

虎山工房の職人として盛岡の南部鉄瓶の伝統を継承しつつ

2020年より「鋳掛屋(いかけや)綱取」として始動。

綱取 伝統工芸士の系譜はこちらにてご確認ください。

鉄瓶の系譜 綱取りさんまで

 

【希少】

綱取は本物の砂鉄が得意です。

本物という言い方はなかなか難しいのですが、現在は砂鉄を何%混ぜれば「砂鉄と呼んでも良いことにしよう」という風になっています。

仕方有りません。

なぜなら砂鉄のとれる鉱山は昭和41年に閉山しています。

だから現在は砂鉄を手に入れる方法は限られています。当時の砂鉄を保管したままでいる古い工房(3〜4くらいしかない)に残る僅かな分量。これもなくなっていると聞いています。

 

現代の砂鉄の作り方は2つだけ。

1.砂浜で磁石で採取し精製する。

2.明治時代より昔の古い茶釜を溶かして砂鉄を作る。

昔の茶釜は砂鉄で作られていました。

綱取さんはこの砂鉄を磁石で集めることと、古い茶釜を工房にある高炉で溶かして砂鉄だけ抜き出しています。

だから数はもちろん造ることはできませんが、数十年にわたり砂浜で集めた砂鉄がドラム缶1本の量あるようです。先日写真を見せてもらいました。

秀仙からつづく秀峰師匠に教わってきた鋳物師のあり方を今も続けています。

だから綱取さんの砂鉄は正真正銘の砂鉄の鉄瓶なのです。

 

【砂鉄とは】

綱取さんは砂鉄の鉄瓶が得意です。

昔の鉄瓶は砂鉄が一般的に使われていました。

秀仙より前から続く鉄瓶の技術も砂鉄に関するものが多く、それを綱取さんは叩き込まれています。

そして現在は砂鉄は手に入りません。

昭和41年 1966年に砂鉄鉱山が閉山してしまったからです。

現在の砂鉄の入手方法

  1. 昭和41年ころまでに入手した砂鉄を保管してある
  2. 古い茶釜などを集めて溶かして造る
  3. 砂浜で磁石で集めて自分で溶かして造る

 

この3種類しか砂鉄を手に入れる方法はありません。

古い工房は砂鉄を保管していましたがそれも底を尽きたという話です。

今まで砂鉄の鉄瓶を作っていた古い工房も、今では砂鉄の注文を受けていないところもあるようです。

綱取は2と3の方法で砂鉄を集めてきました。

何十年もかけて集めたのでドラム缶1本分ほどもあるようです。

砂鉄はガラス繊維のようなもの

砂鉄は鉄とは異なります。

たたら製鉄という製鉄の仕方で作られます。

ガラス繊維に近いのだそうです。

そのため音がします。

綱取さんいわく「本当は砂鉄だから音がするわけではないのだけど」とのことですが、取り敢えず砂鉄は音がします。

ちょいとクォリティの低い動画ですが音だけはご確認いただけると思います。

動画で砂鉄の音を確認してみてください。ページ下に動画がございます。

 

 

【綱取の作風・特徴】

❏オリジナルの形と、鉄瓶の王道の形の復刻版と両方を造ります。

❏正真正銘の砂鉄の鉄瓶。

 

【棗霰座付鉄瓶の3大特徴】

(なつめあられざづけ鉄瓶)

特徴①

型1つから1つしか取れない鉄瓶であること。

型1つから1つしか作れないためアラレの凹凸がくっきり・はっきり表現されています。

特徴②

鉉(取っ手)が鍛冶屋の袋鉉 + 座付であること。

鉉つまり取っ手は鍛冶屋がトンカンたたいて中を空洞にした袋鉉。

お湯が沸騰しても取っ手はあまり熱くならず素手で持つことができます。その鉉を座付という囲炉裏が主流の時代の頑強な固定方法。

まるでロボットかのような作りがかっこいいです。

特徴③

本物の砂鉄であること。

最近はもらい湯といって溶けた鉄をつくっている大手の工場へ行って鉄をもらってくることも珍しく有りません。
自分の工房で鉄を溶かす製鉄までやっていることはだんだん少なくなってきました。
さらに砂鉄を自然界から集めて溶かしてつくっている工房はこの綱取さんの工房くらいではないでしょうか。
久慈の砂鉄は有名ですが現在の砂鉄は「何%混ざっていれば砂鉄と名乗って良い。」という現代に即した新たな定義が存在します。
これが「昔の砂鉄を今の砂鉄は異なる」理由。
綱取さんの砂鉄は砂浜から磁石で集めたりして溜め込んだものなので本物です。

【証明と保証】

秀仙の息子 砂子沢弘 号「秀峰」のもとで修行した鋳掛屋(いかけや)を名乗る綱取職人(日本伝統工芸士)へと伝わったワザのなかで特に特徴的なのが砂鉄。

たたら製鉄という古来よりの製鉄法を自らの工房で行い砂鉄を精製します。

通常鉄瓶は、もらい湯 と言って大きな溶鉱炉を所有する企業より溶けた鉄をいわゆる材料として仕入れます。

盛岡でももらい湯をせずに自工房にて鉄を溶かしている工房は4〜5箇所と言われています。

【使い方】

電熱線のコンロ、炭。
ガスコンロでしたらガスの火を直接当てずに弱火〜中火にて。
ガスコンロの火を遠火にする五徳も弊店では販売しています。

ガスコンロ五徳

【注意】

砂鉄はIHヒーターの使用は小〜中でしたら概ね大丈夫です。

使用しないときはおつけするウコン布に包んでしまっておいてください。
湿気の多いところは避けますが鉄瓶ほど気になりません。

湿気取りとして鉄瓶の中に新聞紙を入れますとかえって湿気を含みますので空のままか湿気取りを入れるくらいにしておきます。

【鉄瓶サイズ】

高さ:20cm  直系:17cm 蛇口のある直系:19.5cm   口の直系:8.2cm

1.6kg

【銀行振込の場合のご注意について。】

ちょっと細かい話で恐縮です。

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¥280,000

在庫1個

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