実はトンデモなく凄かった
純銀|銀瓶・急須|銅瓶
銅器職人の長澤さんの作品
弊店、鉄瓶の修理はしておりますがたまに銀瓶の修理もお受けしております。修理をしてくださるのは銅器職人の長澤さんです。東京の職人街である荒川にいらっしゃいます。
純銀の銀瓶の修理は大変難しいのですがすでに数個の修理をさせていただきました。今回は新しい銀瓶をご紹介いたします。ただ、インターネットでの販売は出来ないのです。よろしくお願いいたします。
銀瓶にも二種類ございます!
本来は純銀という言い方は無いそうです。
でもユーザー視点からすると明確に違いがあるように思うのです。
真鍮に銀メッキをしたものと、銀だけで作られたもの。
私にはこれが同じモノだとは思えません。実際お値段も桁が1つ2つ違います。
そのためあえて「純銀」という表現をしております。
銀器の最高峰 純銀アラレ
4.5寸 1.2L 前後
フタや取っ手(鉉)の留め金も純銀を細工したもの。
見事なアラレはすべて1つ1つ鍛金で作られます。
昔はアラレの位置決めをする「割付職人」さんがいたほど。
私もぜひ所望したいアラレの銀瓶でございます。
1,21,000円(税抜価格 1,100,000円)
ござ目五寸 純銀-銀瓶
五寸 1.6L 前後
自作の金槌で細かにござ目をつけていきます。
丸い型を崩さずに縦のござ目紋様を付けます。
フタのツマミも留め金もすべて純銀オリジナルの逸品です。
価格 1,210,000円(税抜価格 1,110,000円)
全面染め付け 純銀- 銀瓶
四寸 1L 前後
少し小ぶりな純銀の銀瓶です。全面染め付けのいぶし銀の銀瓶です。好みで銀のママでももちろんできますがこちらは”いぶし銀”。
肌の鎚跡が細かく緩やかで、どことなく鉄瓶のゆず肌に雰囲気が似ています。小ぶりですが厚み1mmの銀をつかっていますので重量感あります。とはいっても鉄瓶とは比べようもなく500g前後です。
価格640,000円(税抜価格 580,000円)
ちょっと漆のこと
堆黄ってなに?
黒漆でぬられたものを堆黒(ついこく)、朱色の漆塗りを堆朱(ついしゅ)といいますが、これに黄色い漆があります。これを堆黄(ついおう)と申します。
堆黒の火鉢も堆朱の火鉢も存在しますがなるほど堆黄の火鉢場見たことがないです。古代中国では皇帝のみ所有できた色。そこから今でも中国では食器類に黄色はめったに使われません。
純銀と銅の急須のご紹介です。
職人さんの事情で上記の銀瓶どうよう急須の方もネット販売ができません。一目惚れされた場合は番頭の私の方で譲っていただけるようにお伝えさせていただくか、催事のご案内を差し上げます。


亀甲 マットな光沢の純銀|急須
3.3寸
いわゆる急須のサイズ感。
鉄瓶にも亀甲紋様は人気の模様。なんとか磨きというそうで、ちょっと忘れてしまいました。ちかく職人さんに伺ってきます。銀瓶並みの厚み1mmの純銀をつかっているので重量感あります。 瀬戸物の急須より思いですが鉄の急須よりは圧倒的に軽いです。
小さいのですが銀瓶よりお高いのはなぜなんでしょうか。
価格902,000円(税抜価格 820,000円)

いぶし銀仕上げの槌目|純銀|急須
三寸 いぶし銀仕上げです。
鍛金(たんきん)のお仕事
金槌も職人さんがつくっていきます。金槌の跡は鎚跡(つちあと)と言いますが鎚跡でも職人さんのオリジナリティが伝わってきます。つまみが松ぼっくりみたいでかわいいです。お値段がカワイイかどうかはご判断におまかせします。
価格561,000円(税抜価格 510,000円)

丸形 小さな鎚跡の純銀|急須
3寸弱の小ぶりな急須です。
他の急須と比べるとお値段半分以下ですが、その理由はまだわかりません。今度確認してまいります。番頭の私は鉄瓶だけでしたら20年ほど見続けていますし工房へも何度も伺って見て聞いてまいりましたが、それでもまだわからないことのほうが圧倒的に多いです。
今まさに知ったばかりの銀器・銅器。皆さん疑問あれば私が代理で伺ってまいりお答えいたします。
価格242,000円(税抜価格 220,000円)

すえひろ型 小さな鎚跡の純銀|急須
上の丸型の形違いの急須です。
他の急須のお値段がアレなので安く感じてしまいますが、鉄瓶で22万円はほぼ最高級の鉄瓶のお値段です。初代南部鉄器「日本伝統工芸士」秀仙の新品の鉄瓶が22万円(税込)です。
価格242,000円(税抜価格 220,000円)

いぶし銀 鎚跡 松の実のツマミ純銀|急須
三寸の急須です。
横手ではなく鉉タイプ。鉉、つまり取っ手は国産の籐で巻いてあります。職人さんの長澤さんは代々この籐巻も得意としています。鉉だけでも見事な造り。
フタの松ぼっくりがかわいいです。噂では地上で最初に生えた木は松だとのこと。松を食べる?習慣すらあったようです。まさか松ぼっくりは食べないでしょうが。松茸は赤松の根本にしか生えないのだそうですね。知りませんでした。私は国産の松茸を食べたことが有りません!
価格605,000円(税抜価格 550,000円)

ござ目|純銀|急須
ござ目の急須、三寸です。
価格605,000円(税抜価格 550,000円)

銅と真鍮の口|急須
三寸の急須。
銅の本体と口部分が真鍮です。銅と真鍮の色味の違いがわかります。お値段これでも急須としては充分すぎるお値段なのですがイロイロ見ながらページを作っていますと麻痺して手頃感すら感じてしまいます。
でも4万円前後の鉄瓶はカナキ止めという処理もしてあるワンランク上の鉄瓶。それを考えるとやはり鍛金の作品は民芸品ではなく工芸品といえます。素晴らしいです。
価格38,500円(税抜価格 35,000円)

お刺身|黄銅|桶
東京吉兆さんから、かれこれ30年ほど前にオーダーを受けて100ほどお造りしたそうです。その時に少し余分に作った記念の桶。
素材は黄銅。五円玉の材質と同じです。銀メッキもしくは純銀メッキをしてあります。金色の輪っかはメッキをしないままの黄銅の色。在庫がいくつあるかは不明です。たまたま納屋から出てきたそうです。30年以上前につくられた新品。今の職人さんが丁稚奉公のころに金の輪っかをつける作業を最初にしたそうです。
価格41,800円(税抜価格 38,000円)