史上最大の長火鉢

過去最大級の江戸長火鉢

文字通り最大級の長火鉢になります。

幅なんと90cmもあります。

奥行きは47cm

高さは45cm

重さはおよそ40kg前後あります。

 

一般的に言われる大きな長火鉢が七号と呼ばれていたもので74cm〜79cm、重さは20〜25kgになります。

それ以上の大型で80cm〜85cm前後でしょうか。

この場合の重さは25kg〜30kg前後になります。

 

今回のこちらの江戸長火鉢は90cmに到達しました。

これは過去最大になります。

流石に初めてこちらの長火鉢を見せられたときは流石に驚きました。今でも見るたびにスゴいなぁと思っていますが、いずれにしても過去最大です。

この凄さはすべて欅、ケヤキの木の厚みと大きさ・重さによります。

 

樹齢300〜400年のケヤキの巨木

もちろん総欅、一枚板です。

一枚のケヤキが、ツギハギ無く幅90cmということはケヤキの直径だけで130cm程度は最低でも必要になります。

直径130cmといえば樹齢最低でも300年の巨木。

300〜400年のケヤキの巨木があってはじめて90cm幅で厚み3cmの一枚板を取り出すことが出来ます。

出来るだけ太い部分となると根本近くになります。

ケヤキの根元付近は木目が芸術的に豊かです。

玉杢(たまもく)、縮杢(ちぢれもく)、如鱗杢(じょりんもく)が見られます。

特に如鱗杢は3Dのような浮き出るような杢目で、古い寺院などでは使われているのを目にします。

先日買い取りで山梨へ行きまして、その際「身延山久遠寺」へ立ち寄りました。

やはり如鱗杢が使われている扉が見つかりました。

 

私がこの仕事を始めたときの最初の師匠が「昔は玉1つ1万円で計算したんだぞ」と言っていたのが今も頭に残っています。

 

こちらの火鉢はおそらく大正時代に作られたもので、明治後期を生きた指物師が大正時代に入って造ったものと思われます。

現代でも長火鉢は作れるのか?

実は2005年に確認したことがあります。

現在、江戸時代と同じ長火鉢をつくれる指物師は浅草に1人だけ残っています。

この大きさは無理ですが70cmクラスですと今の時代にも製作可能ということでした。

20年前の話なので今はわかりませんが当時お値段 300万円と言われ諦めたことがあります。

いつの時代でも市場価値としてはその程度の価値。

つまり江戸時代でも非常に高価なものだったことがわかります。

ページ下に大量の画像がございます。

また詳細もそちらに少々長くなりますが記載してございます。

一点気になる点(5万円マイナスの理由)

一点残念なポイントがございます。ページ下をご覧いただくと大きな画像で確認できますが引き出しの無い面。表面に湯こぼしがある点です。

これはお湯を零した際にできる跡でして。

こうした昔の指物は現代のようなニス系はもちろん漆も塗らずに柿渋仕上げにします。

そのため湯こぼししますと一瞬で吹かないと必ず跡が残ります。

そしこれが消えないのです。

ケヤキ、黒柿の指物の宿命です。

お湯ではない水でも同じ用になります。

私も過去に一度やりました。

すぐに拭き取れば大丈夫なのですが見た目、さほど濡れていないなと思って放置しますとこうなります。

幸いケヤキと指物の組具合には寸分の狂いも無くその点は安心ができます。

この湯こぼしの分を538,000円から3万円差し引きまして508,000円となっております。

 

ページ下の画像をご確認いただき、ご不明な点があれば何なりとお尋ねください。

 

現在他に同等の長火鉢が存在するか確認してきました!

なお、ご紹介前に知る限りのすべての同業者のところへ行くなどしてどの程度のものがあるか確認してまいりました。

現行で最大がこちらでした。

幅88cmですから最大の長火鉢と言えますが今回はこちらを超えたことになります。

少々造りが新しく、また杢目もさすがにそこまでではありませんが、ただこれとて非常に見事なケヤキです。

 

ではさらなる詳細は以下、御覧ください。

なお銅壺(どうこ)も一緒に使われておりましたので、こちらも一緒になります。

江戸長火鉢全体の内容

長火鉢にもともと入っておりました銅壺が一緒になります。

灰はご入用でしたらお知らせください。

こちらの火鉢に合う五徳としては、現在は良いものが御座いません。

もしお求めの場合は見つかった際にご連絡させていただきます。

付いてまいります銅壺も五徳として利用は出来ます。

この場合、銅壺を炉内の片方に置きまして、その脇でまた別途炭を燃やしたりなど2箇所に火種を作ることもございます。

¥538,000

在庫切れ

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