歴史を所有する
伝統工芸士 第一号の「秀仙」が当時作成した鉄瓶
四方釜と呼ばれる茶釜と同様の四方(しほう・よも)形の鉄瓶
伝統工芸士 第一号の「秀仙」が当時作成した鉄瓶
四方釜と呼ばれる茶釜と同様の四方(しほう・よも)形の鉄瓶
秀仙と書いて「しゅうせん」と読みます。 名前ではなくて「号」です。 号は職人さんにとっての「店名、屋号」です。 秀仙は名前を「砂子沢三郎」と言います。
南部鉄瓶・伝統工芸士の第一号 勲章授与者という珍しい昭和時代の職人。 鉄瓶の祖「小泉仁左衛門」第六代目から直接技を受け継いだ鉄瓶職人でした。
その秀仙のつくった鉄瓶の代表作が「かぼちゃ」、「阿古陀」、「四方」の3種類の鉄瓶です。
阿古陀(あこだ)とはウリ科のかぼちゃ。四方(よも)とは角が4つある鉄瓶です。 今回ご紹介するのは たった1つ見つかった当時の「四方鉄瓶」
1960年前後に作られた「四方鉄瓶」です。
鋳掛け屋「綱取」が所有していた秘蔵鉄瓶です。
実は綱取は、先々代の秀仙の工房を引き継ぎました。その工房にあったものです。
簡単に言うと秀仙の弟子の弟子です。
秀仙の工房をそのまま受け継ぎました。
修行の後「虎山工房」で鉄瓶を造っています。
そして現在は「鋳掛屋(いかけや)」を名乗る日本伝統工芸士の1人です。
神社で読まれる最も中心となるものに「大祓祝詞」(おおはらえのりと)というものがあります。いわゆる祝詞(のりと)です。
表現が俗的ですがいわゆる1番メインの祝詞、それが「大祓祝詞」です。その祝詞なかに「四方の国中と大山と日高見の国を安国と定め奉りて」という1文があります。「よものくになかと、おおやまとひだかみのくにをやすくにとさだめまつりて」
意味は「四方の国の中心として大和の国を素晴らしい太陽の高く輝く穏やかな安らかな国として定められ」という意味になります。
この大祓祝詞の中にでてくる四方は”よも”と呼ばれます。ここから茶道具の主に茶釜、そして楽茶碗に四角のものがありそれを四方(よも)と呼びます。
四方釜は(しほうかま)とも呼ばれます。
その四方釜は秀吉の時代には存在しました。こちらはそうした四方釜の形からインスパイアされたものです。蓋が縦口(たてくち)とうい形なところからも茶釜寄りであることが伺いしれます。非常に見事な丸みを持った四方は秀仙の代表作です。
砂子沢秀人のつくった
鉄瓶秘伝の書
表紙だけみせてもらいました。
「鋳掛屋(いかけや)綱取さん」が所有していました。 伝統工芸士であり秀仙の工房を引き継いぐも、自身は虎山工房で長年ワザを伝授していました。 秀仙の息子は秀峰を名乗ります。その秀峰の元に弟子入りして技を磨いたのが現在の鋳掛屋(いかけや)綱取さん。すでに日本伝統工芸士です。 2021年に入り秀仙の工房を再稼働させました。
最初に阿古陀の鉄瓶が見つかりました。それは23年には全てお譲りさせていただきましたが、今回最後の1つということで四方鉄瓶を提供してくださいました。
当時の秀仙の工房に60年保管されていたそうです。
なおこの獅子のつまみは秀仙だけのモノ。今もこの獅子のつまみの型が残っています。 鉄瓶の歴史に詳しい方ですと獅子のツマミを見ればすぐに「秀仙作」とわかります。
【綱取さんまでの流れ】小泉仁左衛門の技が砂子沢一家に受け継がれ、最後の砂子沢の元で修行。伝統工芸士となりました。本物の砂鉄が得意。
《以前ご購入の鉄瓶のフタのツマミをえびす阿古陀鉄瓶と同じ獅子で作って欲しいというご依頼でした。お作りしてお渡ししました。》
番頭の三浦です。 大黒天様とのご感想ありがとうございます。もう一つの阿古陀鉄瓶がエビス阿古陀ですので恵比寿様と大黒天様のようです。非常に縁起の良いご感想いただきまして感謝です。
やはりこうしてお一方ずつご感想いただきますと、様々なお感じ方ありまして伺っていて大変興味深くまた楽しく感じます。
有難うございました。
上記はすべて2021~22年ころにお譲りさせていただきました、秀仙の工房からみつかった阿古陀鉄瓶でした。 価格は180,000円〜220,000円 でした。 またその後、綱取の復刻版の砂鉄の阿古陀は380,000円でございました。参考までに。
1960年代に「南部鉄器 伝統工芸士一号となった秀仙」によって作られた四方鉄瓶。5~60年以上前に作られたことも珍しいですが、四方がなんとも愛らしいです。ただ流石においそれと有名茶釜を模して作ることは出来ません。そこはやはり、鉄瓶の源流に位置した秀仙だから許されたと見られます。 ① 60年前の日本第一号 伝統工芸士「秀仙」がつくった鉄瓶の未使用品。 ② 現在どこの工房でもつくられていない獅子蓋 四方鉄瓶。
ただしHIヒーターの利用はのぞきます。IHヒーターによる水漏れと通常使用の水漏れは拝見しますとわかります。※✦使用上の注意✦当時の鉄と現在の鉄では成分が少し異なります。ゆえに昔の鉄瓶はIHヒーターは不可。Amazonさんで2,500円ほどで電熱線のヒーターか、小型のIHポータブルっを小〜中でお使いください。