桐箱火鉢 きりはこひばち
写真を見ると、茶色に着色されたものも写っていますが、販売しているのは自然な桐の風合いがでている茶色くない方です。
実験的に着色してみた時の写真を混ぜてみました。 桐の自然な様子が対比によってわかりやすいかなと思いました。


昔から引き出しは桐しか考えられない
骨董の火鉢はケヤキと黒柿が主流です。れでも引き出しは絶対に桐でした。そのくらい桐という木材は、湿気を取ってくれて、軽く、熱に強い貴重な木材というわけです。 耐熱温度は423度だったか432度と、大学で桐の研究をしている学生さんに教えていただきました。
江戸時代、家の中で一番乾燥していたのは火鉢の引き出しの中。そのため火鉢の引き出しには海苔、タバコなどを入れていました。
和紙、半紙などを敷いて使うと◎
桐はシミになりやすいです。それに色も白いので汚れが目立ちます。気になる方は、手ぬぐい、和紙、半紙などをしくと良いと思います。
茶器を入れると楽しくなってきます。写真はちょっと小さいですが、左側は「茶の葉」というお茶のお店のオリジナル茶器。玉露用の急須などです。
カップ&ソーサーはおなじみ北欧のアンティーク。カラフルなものは1960年台につくられたリビエラです。

どうして火鉢に桐材を仕様しているのか?
多分一番の理由は、山に桐の木がいっぱいあったから。だと思います。その後で、「実は桐って、他の木材よりココがいいね。」ってなっていったのだと思います。そう考えると、日本って凄いと思いますし、地球って凄いなあと思います。お地蔵さんの地蔵とは、地面の蔵と書きますが、まさに地球それじたいが宝の宝庫みたいです。有り難いことです。

フタがとにかく便利
昔の火鉢にはフタがありません。江戸期から昭和初期までの火鉢、500台以上は見ていますが、フタのあったものは1つもありませんでした。

表面だけ焼き桐・裏は素の桐材
桐材のもともと色味は引き出しと、フタの裏でわかります。うん。桐です。

まるで◯◯◯
まるで何かを入れるみたいです。プラスティックで、黄色い色をしていたら、それはそれで可愛いかもしれませんが、火鉢には決して錆びることなく、また熱にも強いステンレスが一番なのです。

五徳は三徳五徳
以前は中国製の鋳物の五徳がついていました。30年近く中国で作っていたようですが2020年に廃盤になりました。イマドキの中国の若者は工場の仕事をやりたがらないそうです。本当にそれが理由で人がいなくて廃盤になってしまいました。

梅セットにはこちらの五徳が付きます。単体のお値段は3,800円です。

相当大きめの長火鉢と並んで
この巻頭火鉢は大きかったです。お値段も50万円以上しました。そんな江戸長火鉢と並んでも、充分な存在感は立派です。
桐箱火鉢くんエライ!

大きくないから
こじんまり使えます。
お道具、鉄は熱くなるのでボンボン炭が燃えているときは外に出しておくと方が良いです。
のせるのは、鉄瓶じゃなくてもいいんです。ケトルでもヤカンでも土瓶でも。網を乗せれば小さなビーカーとか、コーヒーサバーも載せられます。
火鉢セット 松竹梅
実は鍛冶屋さんが2020年に引退してしまいまして。見事な道具がつくれなくなってしまいました。そのため「松セット」は現在中止中でございます。