たたら製鉄でつくった阿古陀瓜 砂鉄 鉄瓶
阿古陀 鉄瓶 綱取作の砂鉄
阿古陀とは?
阿古陀 = かぼちゃの意味
綱取(つなとり)さんという盛岡の砂鉄職人が作りました。
普段は「いかけ屋」を名乗っています。
鋳掛屋と書きます。詳しくはこちらのページにて
綱取さんって誰?
綱取さんは伝統工芸士です。
師匠はあの(と言われてもわかりませんが)秀仙です。
秀仙は日本で第一号の「南部鉄器 鉄瓶の伝統工芸士」
天皇陛下から勲章までいただくほどでした。
その秀仙に直々に技を受け継いだ唯一の職人。
それが綱取です。
阿古陀の鉄瓶を綱取さんが作れた理由
茶道具では大名への献上品として抹茶入れ、香炉に阿古陀が多く見られます。
でも鉄瓶では歴史的に見ても殆んどありません。
「秀仙」はその珍しい阿古陀を得意としていました。
阿古陀は作るのが恐らく最も難しいです。
秀仙の直系の弟子である綱取が、
師匠が当時つくった鋳型をつかって砂鉄で復刻しました。
砂鉄ってなに?
簡単に言うと刀と同じ材料です。
鉄でつくった刀は切れません。
刀は砂鉄でなければならなかったのです。
その刀と同じ砂鉄で作りました。
砂鉄はどこで取れるの?
砂鉄はどこでも掘っていません。
そもそも日本は鉄も100%輸入です。
綱取が岩手のどこかの山で探しに探して見つけてきました。
私にも内緒の場所に石としてころがっているようです。
川底にも混ざっていると言っていました。
磁石にくっつく珍しい石。
磁鉄石という石です。(磁鉄鉱とも)
獅子のツマミは鉄瓶の世界で秀仙だけ
獅子のツマミも師匠「秀仙」の特徴でした。
師匠が使用していた鋳型で弟子であった綱取が復刻しました。
もちろんツマミの獅子も砂鉄です。
数十年前に作られた鉉(取っ手)
鉉とは取っ手のこと。
形はもっこと呼ばれるボケの華を模したもの。
もっこ鉉と呼ばれます。
鍛冶屋さんが作ります。
鉄をトンカン叩いて丸めます。
取っ手の中は空洞です。
だからお湯が沸騰しても素手で持つことができます。
中が空洞のもっこ鉉は
秀仙の時代の鍛冶屋さんが当時つくったもの。
なんと数十年前の鉉が使われています。
鉉だけは鉄です。
全てが本物の鉄瓶
何か何まで本物であることは弊店で証明いたします。
故に将来的なリセールバリューまで担保されると思います。
また月に1点以下しか作ることが出来ません。
出来上がったら在庫として登録されます。
ご予約はお受けしておりません。
ただご希望の方はご連絡ください。
出来上がった時にこちらでご案内させていただきます。
※ 現在は1つ在庫ございます。
砂鉄の阿古陀の鉄瓶1.5Lはこちらが第一号です。
その他阿古陀について詳しくはこちらを御覧ください
「秀仙」と「綱取」の関係と、同型の秀仙の当時の鉄瓶をご購入いただいたお客様のレビューをご確認いただけます。
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