2種類の特徴
| くぬぎ灰 | なら灰 | |
|---|---|---|
| 産地 | 四国(国産100%) | 岩手県(国産、残留検査済み) |
| メッシュ | 50メッシュ(3重ふるい) | 現行は30メッシュ(以前は50) |
| 価格 | 1,600円/kg | 980円/kg |
| 特徴 | 小麦粉のようにサラサラ。炭粉を焼き切って処理し、上品な色合い | 白っぽく綺麗。一般に最上級とされ、採取量が多く安価 |
| 用途 | 火鉢向けの最上級。茶道、山菜のあく抜きにも使う | 手あぶり火鉢から大型囲炉裏まで |
どちらも純度100%の広葉樹の灰です。くぬぎ灰は採取量が少なく貴重で、ふるいが細かいほど手間と機器負担が増すため、価格差が生じます。灰は希少で、一窯で炭200〜300kgを焼いても灰は5〜20kgほどしか取れません。
メッシュの経緯
以前は100メッシュのくぬぎ灰がありましたが、機械が目詰まりして故障し、生産も追いつかなくなりました。現在は50メッシュです。それでも一般に最高級とされる30メッシュより細かい灰です。100メッシュはごく稀にできる程度で、15kgで21,000円です。
陶芸・石鹸・茶道での注意
この灰は炭焼き小屋で採れた灰をふるっただけで、砂は混ぜていません。ただし灰には元々、鉄分や土の成分が含まれます。陶芸用には水通しやあく抜きが必要で、そのままでは使えません。茶道では、各先生が水通しやすり潰しを重ねて好みの灰に仕上げます。茶道家にとって灰は命の次に大事で、「火事なら真っ先に持ち出せ」と言われてきました。
安全性
くぬぎ、楢とも国産です。窯では、くぬぎ炭の窯ならくぬぎの木だけを燃やします。なら炭も同様です。かつて国内消費の炭の約80%は中国産でしたが、現在の輸入量はほぼ0%です。




