どこにでもあった五徳が手に入らなくなった話

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こんにちは。

番頭の三浦です。

いつも弊店をご覧くださってありがとうございます。

貴方様の1アクセスに勇気づけられております。

 

 

 

今回は「ありふれた五徳が貴重品どころか、手に入らなくなった話」を書いてみようと思います。

実はこの五徳の件で、あらためて世の中の変化の激しさと諸行無常を感じました。

何十年前からあるのか中国製、鋳物の五徳

こちら鋳物の五徳です。

つまり鉄の五徳です。

たまに南部鉄器と表記のお店もみかけますが、中国でつくっている鉄の五徳です。

一応溶かした鉄を型に流し込んでいるので鋳物です。

火鉢や囲炉裏でつかう五徳 中国製鋳物の五徳

裏を見るとプラスのネジが・・・

日本の職人さんのつくる五徳とは相当異なります。

五徳の裏の写真

 

でも!

安いのに一生使える頑強さ。

火鉢初心者の方には特に重宝し、

五徳をいっぱい必要とする囲炉裏にも大活躍の鋳物の五徳。

 

とにもかくにも、火鉢や囲炉裏には絶対に欠かせないお手軽なお道具でした。

 

製造終了(らしい)鋳物の五徳

その五徳を仕入れに行ってきました。

前日にある程度まとめて送ってもらったのですが急遽たりなくなってしまって。

 

 

もう少し数のこっているかとおもったら、中サイズは2個しかありませんでした。

鋳物の五徳はあちこちで仕入れられました。

でも今一番の仕入先は西荻のジコウです。

そのジコウもいまある五徳で最後だと言います。

最初は信じられなくてホウボウに確認したのですが、一様に同じ答え。

つまり、もう二度と仕入先にも五徳は入ってきません。

この鋳物の五徳。

中国製です。

どこにでもあったのです。

1年前までは。

 

3Kをいやがる中国の若者

でもすでに中国では製造していないそうです。

理由は諸説ありますが、コロナは関係ないです。

一番の理由は「中国の若者も3Kの仕事をヤリたがらない」からのようです。

そのように説明してくれた人がいました。

 

 

実は五徳より前に、火おこし器の鋳物の底が手に入らなくなりました。

火おこし器

この底のあみあみの部分です。

 

「火おこし器の鋳物の底」

圧倒的にニッチすぎる部品です。

 

でもこれがないと、弱くて1年でだめになる火おこし器しかつくれません。

おかげで新潟は燕三条のあるメーカーは火おこし器じたいをやめてしまいました。

1年以上さがして変わりに造ってくれるメーカーさんに助けられました。(永塚製作所さん)

でも鋳物の五徳は、このまま世から消え去ります。

火鉢もむかし中国で作ったことがありました。

実は飛騨高山の木工屋さんが販売しているタガヤサンなどの見事な火鉢も中国で造っています。

公然と内緒になっていますが。

私のところにもなんどか商社が営業に来ましたのでリアルです。

確認していないのですが、おそらくとうにつくっていないのじゃないでしょうか。

今中国で火鉢を作ってもらったら送料など含めると国内より2割低いくらいじゃないでしょうか。

西荻に古くからある喫茶店で撮影した五徳

 

更に昔はとある茶道の大手の流派では中国産のくぬぎ炭を大量に仕入れて国産として販売していました。これも10年くらい前には中国でもう生産中止になっています。備長炭もしかり。理由は自国の環境保全のためです。

3kを嫌がる若者が登場する前に中国は国家の威信として環境保護に取り組み実はかなり強権的に進めてきました。炭焼きしている人を見つけるため軍によるパトロール。見つけ次第手榴弾で炭釜爆破。恐ろしい・・・そこまでやるかと行った感じです。

2004年にお店を初めて2010年くらいまでは特に何もなかったのですが、それ以後は本当に色々ありました。一番は中国の変化でしょうか。これにはいつも驚かされます。書ききれないほどです本当に。

この五徳は最後の中国製の商品でした。

炭にはじまり、火おこし器、火鉢が製造中止になり、最後の五徳がこれで生産中止。

皮肉なもので五徳の生産終了により弊店の商品は国産100%になってしまいました。

 

 

今も少し古本と喫茶店の街「西荻窪」は「神保町」ライク

仕入れで行ったのは西荻窪。

古本と喫茶店の街といえば神保町があります。

よく神田の古本屋街と言われている場所です。

そのためJR神田駅を降りる人が後立ちませんが、神保町はどちらかというと御茶ノ水でありベストは都営新宿線、半蔵門線、三田線の神保町駅です。

この神保町に若干似た街が西荻窪です。

私は西荻でお店をOPENするまで知りませんでした。

まあ、中央線の高円寺、阿佐ヶ谷、荻窪も古本と喫茶店の多い街ではありますが。

 

その西荻窪へ仕入れへ行った後、15年ぶりくらいでいわゆる喫茶店に入りました。

その古臭さ懐かしさは一周回って斬新でした!

 

 

パソコンのMacが完全に浮いています。

驚きだったのはそれだけではありません。

★バックスやらよりも、ずっと集中できました!

 

原点回帰じゃないですが、喫茶店は確かにうるさい場所ではありませんでしたね。

もともと。

ココはもともとタバコの煙で白い印象の喫茶店でした。

だから絶対入りませんでした。

でも時代のおかげで喫煙者は路上で! 吸うことになっています。

すげーなそれも。

 

その後はジェットというこれまた50年前からある古道具屋へ行きましたがお休みでした。

 

 

以上、つれづれとしたブログでした。

お読みいただきありがとうございました。