火鉢ギャラリー第344弾〜如鱗杢の火鉢

【商品名】昭和初期 如鱗杢 火鉢 43cm×43cm

【商品説明】

43cmの正方形で 高さ33cm

明らかに手あぶり火鉢ではありません。

大きめの角火鉢です。使用感ありますので状態は中の上といったところ。

ただ杢目に如鱗杢が見えまして、これは中々驚きでした。

 

どんな使われ方をしていた火鉢?

あくまで推測ですがこうした大きさの角火鉢は不特定多数の人が訪れるところ。

たとえば旅館や商いをしている商家など。

決まったメンバーに囲まれた複数人が集まる場所には引き出しのある長火鉢が置かれます。

といった違いがあります。

また炉の状態も緑青が目立つことや表面の状態からほぼ間違いなく常に鉄瓶が乗っていました。

長年人の出入りするところに置かれ、鉄瓶が乗っていればたまにはお湯が跳ねたりこぼれたりするもの。

火鉢の表面のUsed感はそうした生活の息吹によるものです。

しっかりと人々の役に立ってきた立派な角火鉢です。

 

杢目と状態について詳細

この美しい昭和初期の如鱗杢火鉢は、独特の鱗のような木目が魅力の希少品です。

サイズは43cm×43cmの正方形で、

お部屋に上品な雰囲気を醸し出します。

使用感のある炉ではありますが灰を入れると目立たなくなりますし、

穴などの痛みはないためご安心いただけます。

火鉢の4つの角のうち2箇所にはわずかな隙間がございますが、

それ以上広がる心配はございません。

昭和の初期頃の作品と思われるこの如鱗杢火鉢は、

歴史と風格を感じる逸品です。

ご自宅での寒い冬の夜に暖かさと共に、

素晴らしい雰囲気をお楽しみいただけます。

是非、この希少な如鱗杢火鉢をお手に取って、

その美しさと温かみをお楽しみください。

畳付きとよばれる下部に雲透かしが入っています。4面に透かしはいったモノゆえ、人目につくことを充分意識して作られたことがわかります。

如鱗杢の箱火鉢は少し大きめな画像

杢目をよく見ると3Dのような浮き出た光沢が見られます。如鱗杢の1つで大きな商家などの扉にもよく見られました。長火鉢でも如鱗杢あるものは少なくやはりひと目に付くことを意識したものだけに見られる杢目です。

如鱗杢の箱火鉢は少し大きめな画像
如鱗杢の箱火鉢と黒檀の火鉢の比較画像

普通サイズ 1辺30cmの手あぶり火鉢と並べると大きさの違いがわかります。五徳も六寸、七寸が良いです。手元にある鋳物の五徳大 ¥5,800で丁度良いサイズです。