火鉢のお店を始めた理由

火鉢教室の様子
お客様の声 関西火鉢

こんにちは。

番頭の三浦でございます。

火鉢のお店を始めたのは2004年でした。

最初は恵比寿にある様々なお店へホームページ制作の営業からスタートしました。

もう16年も前の話です(笑

その中の1件が炭屋さんでした。

その炭屋さんに「ホムペはもうあるから炭を売ってよ。」

と言われたのがきっかけでした。

このときはまだ火鉢というものを知りませんでした。

 

火鉢の前は炭グッズを、次に七輪を販売していました

最初は「炭の屋」という屋号にして炭を売り始めました。

お風呂の炭とかホルムでアルデヒド除去のための置き炭というものなど。

炭の下着なんていうのもありました。

本当に初めていただいたご注文は「炭のパンツ6枚」でした。

秋田のお客様で当時2002年とか2003年でした。

ただこの炭グッズ、非常に売れませんでした。

月に売上2万円とか3万円でした。

 

あまりに売れないので今度は七輪のページを作りました。

七輪を並べて売り出したのです。

でもこれも売れませんでした。

すでに「七輪本舗」という七輪の有名なネットショップがあったのですがそれも知らずに七輪専門店みたいにして作り始めていました。

出来上がってから「七輪本舗」を知るという有様でした。(苦笑)

 

そして火鉢へ

この時既に恵比寿の炭屋さんの炭を売り始めてから2年が経過していました。

2年前に手渡しでもらった白黒のチラシが残っていました。

そこにのっていたのが桐の火鉢でした。

火鉢??

この時初めて火鉢を意識した瞬間です。

あまり良く覚えていませんが骨董の火鉢を仕入れて販売してみました。

江戸長火鉢 たった1台だけです。

火鉢に必要な道具はネットはもちろん色々人づてで調べて東北の工房に1つ1つお電話していました。

それでやっと骨董の江戸長火鉢のセットを用意することができました。

これが思いの外すぐにご注文いただいたのでした。

2004年の12月頃だったと思います。

 

そこから一気に火鉢に集中することとなりました。

 

結局今も火鉢を扱っている理由

●普通の日用品を販売するお店よりも、お客様とずっと距離が近い感じがするから。

●毎年暑い夏が涼しくなると体感的に火鉢が恋しくなるから。

●苦手な寒い冬が火鉢のおかげでちょっとしたイベントシーズンになるから。

 

火鉢がなぜイベントに感じるのかな?とおもっったのですが。

炭を燃やしてじーっとあたっていると妙に気持ちがいいというか、がんばって生きている感じがするというか。

また特殊なことをしている気持ちも感じます。

寒い日の暖房はどれも特別に嬉しいものですが

火鉢の中の炭は電気ストーブやエアコン、ガスファンヒーターに比べるとずっとずっと儚いです。

 

そもそもが炭は燃えてなくなってしまいますし。

 

とまあ、こんなところが今も火鉢を扱わせていただいている理由です。

 

何気ない火鉢の楽しさを今年も皆さんと共有できたら嬉しいです。

 

有難うございます。