骨董の鉄瓶シリーズ 第一弾|龍文堂 肩付の鉄瓶|錆取りお色直し済み。

¥30,000

 

龍文堂の鉄瓶|錆取り修正済み

龍文堂(りゅうぶんどう)は今一番人気の骨董の鉄瓶です。

江戸末期にから8代続いた工房でした。

明治時代に入ると高級鉄瓶を作り始めました。

高級鉄瓶として大正時代を迎えますが8代目で途絶えます。

龍文堂の歴史

龍文堂は初代の四方龍文が蝋型鋳造による鉄瓶鋳造を創案し、2代目の四方安之助から「龍文堂」と名乗り始め多くの優れた金工師を輩出したことでも有名な工房でした

金工史上で重要な役割を果たした龍文堂ですが本家にたいして分家もそれなりの数があったようです。

本体に「龍文堂」とあるのが本家。

銅蓋の裏にのみ「龍文堂」とあるのは分家のもの。

ただしどちらも高級鉄瓶として存在していました。

それでも本体に「龍文堂」の落款、刻印あるものは非常に珍しく私も過去に1度しか見たことが有りません。

肩付とは?

肩付は肩衝と書くのが本当のようですが、茶入や茶釜に見られる肩がくっきりと張り出した型のこと。

肩付鉄瓶はその形状からも瓶掛茶道具として作られたのが窺い知れます。

サイズ

直径15cm

話口 8.5cm

高さ 和口まで9.5cm 取っ手まで20cm

状態

手にした時から水漏れはありませんでしたが湯垢がありました。

湯垢と軽いサビを取り、炭で焼付しながら黒漆を重ね塗りして底面の補強をしました。

3回ほど慣らし運転でお湯を沸かして捨てました。

 

あと1〜2ど湯沸かしして慣らせば漆の匂いも完全にとれます。

 

熱源は炭か電気コンロをご利用下さい。

古い鉄瓶は全てガスコンロには弱く、IHヒーターはお使いいただけません。

 

現代の鉄瓶の鉄とくに最近のものはシリコンを混ぜてあります。

昔の鉄瓶は砂鉄が混ざっているので錆びにくいのですが非常に固いです。

そのためIHヒーターは一回でアウトになります。

充分お気をつけ下さい。

 

今後の水漏れについて

古い鉄瓶も茶釜も水漏れの可能性はゼロではありません。

この龍文堂も今のところ平気そうですが3年後、5年後、10年後はわかりません。

水漏れしますと修理費用 15,000円ほどかかります。

販売価格に修理費用を混ぜるか悩みましたがとりあえず平気そうなので出来るだけ手頃な価格でご紹介させていただきます。

水漏れは起きた時に考えるといたしましょう。

 

夏目漱石の「こころ」にも出てくる鉄瓶「龍文堂」

夏目漱石の小説『こころ』に「先輩が龍文堂の鉄瓶を持っている」という描写があるそうですが、鉄瓶と長火鉢の描写はあるものの龍文堂という文字は見つかりませんでした。見つけられないだけかな?

 

龍文堂の価値は?

とある古美術商のホームページには以下の記述がありました。

気になる龍文堂の鉄瓶の買取相場、値段ですが、時代、作家、状態(コンディション)によって値段も異なるものの、箱(共箱)がなくとも10万円以上するものが多くなっています。

ただし、買取業者によっては1万円~3万円と安いところもあるようなので、せっかく手放すわけですから、少しでも高く買取ってもらえる業者選びは大切になります。

 

今回3万円のお値段をお付けしましたが安く買取りする業者の買取価格になりますので充分お安いとは思います。転売してもプラスがでる価格を目指して値付けさせていただきました。

在庫切れ

龍文堂の鉄瓶 販売
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