竜涎香(りゅうぜんこう)
竜涎香(りゅうぜんこう)。英語名でアンバーグリス。マッコウクジラの結石です。
最初はどれだけ貴重かわかりませんでした。
日本を代表するお香屋さんの日本香堂の古参社員の方が定年で引退し、個人でお香作りをはじめました。もうかれこれ10年以上前の話です。
80も近いその方だから手に入る香があるようで、其の中の1つがこの竜涎香というわけです。
貴重さを知りたくて私もネットで検索しました。
香りは甘いです。
沈香をご存じの方なら沈香の真逆の香りと言っても良いと思います。でもコスメの甘さではありません。ましてや柔軟剤の香りとは到底異なります。妖艶な甘さとでもいいますか。
クレオパトラが好んだ香りというイメージが強すぎるのかもしれませんが。
インドネシアかどこかのお香がヴィレッジヴァンガードで売られているのをご存じの方もいらっしゃると思いますが、あれはココナツ風味の東南アジアの甘さです。そちらに近いとも言えなくもない。そんな香りです。
香りを文字でお伝えするのは難しいですね。動画でも伝わらないおが香りです!
その竜涎香。
アンバーグリスとはこんなものなのかと納得するために。
さらには話のネタに、
一度は火を点して香りをお楽しみいただくと良いと思います。
是非に!
[icon name=”chain-broken” class=”” unprefixed_class=””]京都 二井三 「竜涎香」
内容量:15g
長さ:15㎝
約34本
¥2,100