【虎山工房】もっこ砂鉄 鉄瓶 小瓶
ご注文からお届けまで
「もっこ型」であり、「もっこ鉉(取っ手)」のついた砂鉄の鉄瓶。
”もっこ”とは、木瓜の花(ぼけのはな)の花びらの形のこと。木瓜(ぼけ)ですが木の瓜と書いて”もっこ”と発音していました。
もっこ鉉は鍛冶屋の田中さんのお弟子さんだった、現在は日本でただ一人の鉄瓶の鉉をつくる鍛冶屋さんの作品です。
お問い合わせは 080-3154-6642 番頭三浦
よろしくお願いいたします。
「たたら製鉄の砂鉄 もっこ鉄瓶の説明」
もっことは?
もっこ = 木瓜の花の花びらの意味
茶道具の中の濃茶入れ、また香道の香炉にはよくみられるもっこ。
こちらは濃茶入れ。
もっこです。
職人さんの綱取さんって誰?
綱取さんは伝統工芸士です。
師匠はあの(と言われてもわかりませんが)秀仙です。
秀仙は日本で第一号の「南部鉄器 鉄瓶の伝統工芸士」
天皇陛下から勲章までいただくほどでした。
その秀仙に直々に技を受け継いだ唯一の職人。
それが綱取です。
綱取さんまでの系譜はこちらのページにございます。
もっこの鉄瓶を綱取さんが作れた理由
茶道具では大名への献上品として抹茶入れ、香炉にもっこが多く見られます。
でも鉄瓶では歴史的に見ても殆んどありません。
「秀仙」はその珍しい阿古陀を得意としていました。
もっこは作るのが恐らく最も難しいです。
秀仙の直系の弟子である綱取が、
師匠が当時つくった鋳型をつかって砂鉄で復刻しました。
砂鉄ってなに?
簡単に言うと刀と同じ材料です。
鉄でつくった刀は切れません。
刀は砂鉄でなければならなかったのです。
その刀と同じ砂鉄で作りました。
砂鉄はどこで取れるの?
砂鉄はどこでも掘っていません。
そもそも日本は鉄も100%輸入です。
綱取が岩手のどこかの山で探しに探して見つけてきました。
私にも内緒の場所に石としてころがっているようです。
川底にも混ざっていると言っていました。
磁石にくっつく珍しい石。
磁鉄石という石です。(磁鉄鉱とも)
獅子のツマミは鉄瓶の世界で秀仙だけ
獅子のツマミも師匠「秀仙」の特徴でした。
師匠が使用していた鋳型で弟子であった綱取が復刻しました。
もちろんツマミの獅子も砂鉄です。
もっこ=木瓜(ボケ)の花
ボケと書いて木瓜ですがこれをモッコと呼んでいました。
こちらが木瓜の花。この花びらの形に似ていることから木瓜(もっこ)鉉と呼ばれてきました。
10年たっても修理無料
職人さんが生きているかぎりは修理費無料になります。
ただ痛むと悲しいのでガスの火を使う場合は小で。
もしくはガスコンロ五徳の上に載せてお使いください。
一番いいのは炭か、電熱コンロです。
卓上のIHヒーターならば小なら平気。
中でもまあまあ平気と聞いては居ます。
ただ強力なIHヒーターは絶対に使えません。このIHで水漏れが起きた場合は修理自体が不可能になってしまいます。
その点だけ気をつけていただければ将来の経年による水漏れにも対応いたします。
ご注文からお届けまで
出来上がりはご注文前に一度おたずねください。
其の上でご注文ください。
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番頭 三浦