藍染アーティスト|インディゴ・アーティスト
その作家さんとは、三木立(みきたつ)さんです。
天然コットンのマスクを藍染めして口コミだけで販売しているそうです。
来月からは池袋の西部でも販売されるのだとか。
もう10年くらい楢灰を通じてお付き合いさせていただいております。
代官山に古い農家みたいな民家がありまして、母屋の離れが工房です。
お邪魔するときは裏木戸くぐって中に入ります。
楢灰が藍染になぜ必要なの?
藍染の元となるタデという植物を発酵させるためだそうです。
石灰でも代用可能ですが、最初から最後まで古来の伝統を守りたい。
ということで楢灰をご利用です。
三木さんはタデの畑までお持ちです。
しかも日本に10箇所近く。
完全に古来よりの作り方にのっとって、藍染を作っていきます。
あまりに研究されているので、正確には藍染は中国からきたそうです。
それでもとりあえず、日本古来の藍染をされている藍染作家(ご本人は藍染アーティスト、もしくはインディゴ・アーティストと呼んでいます)さんです。
そのインディゴ・アーティスト タツミキ のマスクを販売いたします。
色はすべて石油から
真っ白いシャツ。
大好きなブランドのバッグ。
ポケモンがプリントされた飛行機から電車から衣類まで。
およそ「色という色は石油から出来ています。」
石油とドイツ人が考案した化学式のおかげでカラフルな世の中になりました。
楽しい世界になったと言っても良いです。
詳しくは知りませんが、化学染料は大変環境に悪いそうです。
それを言っちゃったら、どうにもならないので騒いではいませんが。
とにかく川を特に汚すそうです。
日本の川がきれいになったのは、そうした化学染料の工場をすべて中国へ持っていったから。
という側面も大いにあるようです。
ちょっと考えさせられてしまいます。
石油からつくった藍染の方が多い
そんなわけで、藍染というとなんか天然で自然なイメージですが、ほとんど全ての藍染は石油由来のケミカルな藍染、インディゴなんだそうです。
マメ科のタデの種から育ててつくる藍染
藍染というと自然!
というイメージがありますが、普通は石油から取り出した藍染の原料(きれいな丸いつぶつぶ)を溶かして使います。
ケミカルな、石油由来の染料を使わない世界は考えられません。
それはそれで良いと思います。
そんな中に、100%天然由来の染料が、0,000000000000001%くらいはあっても良いです。
日本にもまだ両手で足りほどだと思いますが、タデから育てて藍染染料を作っている人がいます。
種から育てるために日本中の畑農家と契約して栽培してもらっているのが藍染作家の三木さんです。
世界に広がる100%天然由来、古来の伝統的な藍染カルチャー
そして世界中にもいるそうです。
これらの情報はすべてこの藍染作家の三木さんから伺いました。
100%天然由来の藍染の染料を造るアーティスト、伝統職人は世界中にいるそうです。
ヨーロッパ大陸、インド、中南米、中国の奥地、アメリカのポートランドなど。
わたしもこっそり、実際に各国から集めた染料をみせてもらいました。
もちろん石油の藍染染料の元も。
インドの藍染アーティストの作ったタデから作った藍染の染料で染めたマスク
今回販売する、藍染作家「三木さん」のマスクは、
インドで発酵させた藍染の原料を使っています。
中国から日本に伝来した藍染技術。
中国にあるということは、当然陸続きのインドにも藍染カルチャーは存在したのだと思います。
まもなく100%天然の藍染マスクを販売開始いたします。
ウンチクはこのくらいにして。
100%天然の植物からできた染料で染めたマスク。
マスクの100%コットンも。
色をつける染料も、全てが自然から、大地から生まれたものです。
(石油も大地から生まれたのですが染料は化学の勝利ゆえです)
特に植物100%の染料ならさらに安心です。
価格は6,200円。
販売開始8月22日〜23日に販売開始致します。
あとがき
本日(21日)ほ本当に暑かったです。
私は荒川区の職人さんのところへ出向き、そのあと素盞嗚神社さんと千住大橋をすぎて松尾芭蕉の石像までおよそ4時間ほど炎天下の中ウロウロしていました。
今まで見たこと無いほど、シャツに塩でした。
でも大好きな下町。
とても楽しかったです。
今年最後の一番熱い夏かもしれません。
皆様はいかがお過ごしでしたか?
今年は熱中症などになりかけませんでしたか?
とにかく充分お気をつけください。
有難うございました。
番頭 ミウラノブヒト