黒楽茶碗|長次郎うつし
¥3,300
黒茶碗 長次郎うつし
京都の昭楽窯で焼かれたくろ茶わん「長次郎うつし」
長次郎はもちろん楽茶碗の創始者のこと。
千利休の求める侘び寂びを体現する茶碗をつくった名陶工としては千利休にならぶ伝説のヒトになっています。
楽茶碗の樂家は今も続いています。
その長次郎の作品の写しということで造られたものも数多くあります。
長次郎 黒茶碗 銘「勾当」の写し?
長次郎は現代まで続く樂家(らくけ)の初代。
その樂家には樂美術館があり長次郎の茶碗が所蔵されています。
その図案をみていたのですが、あえて形が似ているものとしては銘「勾当」というものが該当しますが長次郎の茶碗は高台とよばれる下の台の部分まで釉薬がかかっています。土の地肌が見えている作品は長次郎作品にはなさそうではありますが。
勾当は千宗旦のお茶友達の名前だそうです。
なんにしても長次郎の茶碗はどれもひじょ〜に美しく見えます。
写しだけあって長次郎とは異なりますが雰囲気を味わうには手頃な価格で良いかなと思います。
樂吉左衞門 第九代 了入
長次郎のあと樂家は現在まで続く今は第十六代 樂吉左衞門になります。
一般的に古美術品として入手可能なのは江戸末期の九代「了入」までと言われています。
了入作品にも贋作(がんさく)つまり偽物は多いですが本物はやはり高価です。
只中にはギリギリ可能なお値段で購入できるケースも有るようです。
過去最高の落札額は2006年に250万円だそうです。
多くは50万円〜100万円といった印象です。
稀にヤフオクで本物かどうか微妙なケースで10万円前後で購入、本物ということもあるようです
なお了入の本物がメルカリで300円で落札されているのを発見した方がいらっしゃいました。
出品時に「了入」の文字もないところから出品者は当然しらなかったようです。
購入者すらも今現在も知らない可能性すらあるかもしれません。
こうした茶道具は高価ではありますが、それでも10年20年前とくらべると1/3〜1/5の値段に落ちたようです。
それだけに入手しやすいタイミングとも言えるのかもしれません。
私はとても了入などを入手することはないですが憧れですね。
それはともかく長次郎うつしということでこちら、抹茶茶碗として茶席で使われてきたものになりますが傷、ニュウはございません。
内側に白っぽいところが見えますがこれは釉薬がかかっていない部分で傷ではございません。
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