・桑柄火箸、真鍮流しの灰ならし (東京都 F様)
本日はお忙しい中、物好きな私たちの為に親切にご対応頂き、
ありがとうございました。今までメールや電話でのお話だけでしたが、
事務所に伺って本当に良かったと思います。
お話が楽しくてすっかり長居をしてしまいました。
早速ですが、火箸と灰ならしの様子をご報告致します。
実際に手に取り、お話を伺いながら選んだ甲斐があって、
とても満足しております。
灰ならしは、程よい重さで、炉と五徳の間もスムーズにならすことが
できます。 もっと思いきった灰模様が描けるようになるには、
修行が必要の様です・・・。
桑柄の火箸は軽いうえに手に良く馴染み、なにより姿が美しいです。
当然のことながら、もち手が熱くなることはありません。
すぐれたデザインの道具は、使い勝手の良さを追求した結果なのですね。
鉄瓶は、ひと回り大きいものに買い換えました。
湯煎でつける燗酒は、ひと味違いますので、ぜひお試しください。
第十四弾と道具たちは、今宵も食卓を豊かにしてくれています。
当時のコメント
現在のコメント
この巻頭火鉢第十四弾は、10年たった今も覚えています。
なぜなら自分で初めて手にした素晴らしい赤ケヤキの長火鉢で、
大事に使っていたからです。写真に映り込むのをご覧になった方からぜひ譲って欲しいと懇願されること数度。
これは行くべきところへ行かせてあげないと。
ということでお譲りする決心をした記憶があります。これ以後、素晴らしい火鉢は手元におかず、お譲りすることに決めています。
実は師匠にもこれは未だに強く言われることでして。
良いものほど、留めてはいけないと。また良いもの入りましたら、ぜひどなたかにお譲りさせていただきます。
次のご縁はあなた様かもしれません。