こんにちは。
火鉢屋の三浦でございます。
私は今現在、男はつらいよ6巡目です。
先日、古いお付き合いの先輩が、当店のブログを見たそうです。
そこで私が寅さんがすきであることで驚いたそうです。
その先輩。
昔はビデオ屋さんを経営していたそうで、
そのときにすべての作品を25回見たそうです!
25回。。。
とても太刀打ちできませんが、お陰様で「男はつらいよ」の話で初めて盛り上がりました。
電話でしたが。
何度も見て、何が楽しいのかと思われる方もいらっしゃると思います。
色々な楽しみ方があると思うのですが、私の場合はその時代の調度品や、社会インフラみたいなのを見て楽しんでいます。
書けばキリがないのですが、1つだけ。
とらやの居間。
ご飯をみんなで食べる部屋。
そこに茶箪笥があります。
これは黒柿のようです。
しかもなかなかの杢目。
孔雀杢っぽいです。
現在は茶箪笥の需要がないので、骨董屋さんにおいてあっても3万円もあれば購入できると思いますが、当時はそれなりのお値段だったと思います。
今調べたら、この黒柿の茶タンスはすばらしいです。
4万円で購入できるようです。
火鉢がもし、この黒柿でつくられていたら、長火鉢なら30万円。
手あぶり火鉢で4万円〜6万円といったところでしょう。
さて。いつ見ても昭和の空気感がたまらない「男はつらいよ」ですが、
とらさんの主張はいつも「俺のことをわかってくれ」です。
一貫して先に愛をください、という主張にも聞こえます。
今の時代でしたら、ちょっと厳しい主張に思います。
先に与える。
という発想(思考)と行動ができたときが、寅さんに真の幸せが訪れる時なんだろうなぁ。
などと、山田洋次監督の期待していないであろう、感想をもちつつ今日も見ています。
毎日20分くらいのお休みの時にみているだけなので、進みは遅いですが
本日もお読みいただきありがとうございました。