鉄の急須のメリット・デメリット

鉄瓶のような急須があります。

鉄瓶と違うのは、中がホーロー加工してサビないようになっています。

また茶こしがついています。

鉄の急須です。

鉄の急須にもメリット・デメリットがあります。

鉄の急須に合わないお茶があるのです。

では鉄の急須にあうお茶はどんなお茶でしょうか。

いわゆるスーパーで売られているお茶っ葉全般で、100g 1000円以内のもの、粉茶など。

こうした普通のお茶は鉄の急須が大活躍します。

紅茶も粉にみえる紅茶は鉄の急須でいただけます。

紅茶は鉄瓶のお湯は基本的に合わないのでむしろお湯を沸かすときは鉄瓶以外のお湯を使ったほうが良いです。

鉄の急須に不向きなお茶とは?

鉄の急須が向かないケースも在ります。

  1. 玉露を飲む場合
  2. 手積みのお茶っ葉を飲む場合
  3. 台湾茶や中国茶を飲む場合

1.玉露を飲む場合

玉露は非常に繊細なお茶っ葉です。玉露にこの金網の茶こしを使いますと金気といって金属の味が目立ちます。

そのため玉露は陶器の急須で飲むのが正しいです。

陶器の急須で、同じ土でつくった茶こしが急須の中に造り付けてあるものです。

2.手積みのお茶を飲む場合

手積みのお茶は葉っぱそのものがまるまっています。

お湯を入れるとこのお茶っ葉が開きます。

鉄の急須の茶こしは範囲がせまくてお茶っ葉がひろがりきりません。

そのため手積みのお茶 100g 5,000円前後〜のお茶は陶器の急須で、口の広いものを使用します。

3.台湾茶や中国茶を飲む場合

これはお茶っ葉の性質にもよりますが、台湾茶や中国茶で青茶とよばれるものや凍頂烏龍茶などはコロコロしたお茶っ葉のものがあります。

これも葉っぱが開いてお茶の味が出ますので容積の小さい鉄の急須の金網の茶こしは向きません。

以上、鉄の急須に会うケースと合わないケースについて解説してみました。