こんにちは。
番頭の三浦です。
先日、かなり珍しい明珍さんの火箸が見つかりました。
まだ仕入れをしておりません。
流石に貴重なものなので、仕入れ値が高く躊躇しておりました。
ただ、あまりに貴重で、演技の良いものなので、2組しかないその2組を思い切って仕入れようと思います。
明日、持ち主の方に連絡して確認をし、あれば戴いてまいります。
珍しくまた、演技の良いものなので皆さんにご覧に入れようと思います。
お楽しみに!
108年前の、翁100才記念火箸
火箸としては最高値に近いです。
明珍(みょうちん)火箸というものが今も存在します。
今は風鈴としてのほうが有名です。
明珍という名字の方はもれなくこの明珍一族の方で、私も過去にコーヒー屋さんで妙椿と名乗る女性に会ったことがあります。
たしかに明珍一族の方でした。(東京で普通にOLしてらっしゃいましたが)
鎧を作る職人の中でも有名な一団があり、その中の一族です。
鍛冶屋さんではありますが、やはりそこは甲冑専門の鍛冶屋。
その手法は、鍛冶屋の田中さんのそれとは異なります。
私も二度ほど御本人にお会いし、鉄瓶の弦の作成をお願いしようとしたこと魔ありますが、何しろ有名な方ですので忙しすぎて断念いたしました。
その明珍さんの、第五十九代 宗之翁さん。
相当に健康な方だったようで、100才になっても鍛冶の衰えなかったそうです!
そして、友人に頼まれ、宗之翁さん御本人の100才を記念して、ご自分で作られたとのこと。
その火箸を、知人が奥様に送った処たいそう喜んだ。という記事のコピーもございます。
かように、ひじょうーに、非常に稀有な品物でございます。
明治44年
1911年につくられたようですので、108年前になります。
多逢聖因(たほうしょういん)とはもうしますが、演技の良いものを特に好んだ当時が伺いしれます。
その当時の新聞の印刷したものもございますが、こちらもご覧いただけるようにいたします。
今日はちょっと先走って珍しい火箸のご報告でした。
本日もご覧いただきありがとうございました。