火鉢でつかう備長炭
備長炭だけで炭を燃やしす続けるのは結構難しいのです。
不揃い君は、横綱君よりも火がつきやすく、
くぬぎ炭よりも高温で長い時間燃えています。
くぬぎ炭や、なら炭に混ぜて使うには使い勝手の麺から最高です!
気温が低い時、お湯を沸かすために熱量が欲しい時などは備長炭を使うと有難みが3倍増しです。
特に雪の降るような寒い日に、不揃い君1つ混ぜるだけで幸せ度がまったく違います!
ぜひこの備長炭の楽しさを体験してみてください。
熱量は 楢炭 < クヌギ炭 < 不揃い君 < 横綱君
不揃い君の特徴
横綱君よりも火が付きやすく、くぬぎ炭よりも熱量が高い。
そんなバランスの取れた炭が、不揃い君です。
ただし不揃いなので、炭の断面が鋭利なことがあります。
手を切らないようにしてください。
ただ土佐備長炭は、紀州備長炭と違って電動ノコギリでカットしています。
紀州ほど鋭利ではないのでご安心ください。
注意すべき、備長炭の取り扱い
断面がとがっている炭は湿気を含みやすいので角が跳ねたりします。
そこも多少気をつけつつ。
どう気をつけるかというと、冷えた備長炭を突然燃えている炭のなかに投入しないですこし周りで温めてから投入する。
もしくは燃えている炭の後ろにソット置いて、じわじわ熱が伝わるようにするなどです。
火起こし器で一気に加熱するのもアリです。
上にアルミホイルでも乗せれば大丈夫です。
横綱君よりは扱いやすい炭です!
備長炭の王様「横綱君」との違い
備長炭にもランクがあります。上小丸(じょうこまる)というのが最上級です。半丸とか割とか細丸とか色々あります。樫の木を使ったもので、形の不揃いは「荒物」です。
通称アラ。
このアラが不揃い君です。
横綱君に相当する上小丸は一番硬くて太いもの。鰻屋さんや高級せんべいなど古来からの食材はこの上小丸クラスでないと本当の味がでないと今でも言われています。ただこの上小丸、つまり横綱君は鉄より固く🔥が付きにくい特徴があります。また固く焼けているので一回すった水分は吐き出しません。だから湿気を吸っていると相当に跳ねます。それこそ周りの炭をふっとばしたり、破片が天井に刺さったこともあります。
とはいえ七輪で焼き物やるにも最高の炭です。
不揃い君は横綱君と比べて火がつきやすく、跳ねにくいです。これだけでも相当使いやすいことがわかります。一方でくぬぎ炭よりも高温で燃えてくれます。有り難い不揃い君です。